途方に暮れなずむ

途方に暮れていたり、いなかったり。

夏にさよなら

夏が終わる。正しくは、夏休みが終わる。 先週水曜日から遅ればせながらの夏休みを消化していた。案の定、雨井さんと会うことは叶わなかった。予定らしい予定が一切ないので、いくつかこさえてみた。 髪を切る。 映画を観る。 中くらいの人の部屋を片づける…

軟骨は、突然に。

どうやら軟骨が生えてきた。 植物に芽やら根やら葉やら変化が現れるのは誠に喜ばしいことではあるが、私の右手首に軟骨が生えたところで、全くもってめでたくない。 最初に小さな隆起を発見した瞬間は、虫刺されか何かだと思ったが、これが一向に痒くない。…

風まかせ

休日。洗濯機の掃除をしたり、髪を染めたり。腰を落ち着けて、編み物も。昨シーズンからの持ち越しの超極太糸で編んでいたプルオーバーは、どうにも収拾がつきそうにないので、思い切って一旦中止した。一転、中細糸でシンプルなプルオーバーを編み始めてい…

ホラーなベアー

中くらいの人がすうすうと寝息を立てて眠っている。なぜか右手を左胸の上に置いていて、まるで国に忠誠を誓うアメリカ人みたいだ。 その傍ら、と言っても完全に布団から外れたところに、何やら物体が横たわっている。くまのあみぐるみだ。 中くらいの人は、…

よいこととよくないことは、順番に

緊急事態宣言のおかげで、また当分の間、雨井さんに会えない。予想はできていたことなので、やっぱりな、という心持ちだ。 いいこともあった。中くらいの人のワクチン接種予約が完了したのだ。まだまだ先になるだろうと思っていたが、案外するりと決まった。…

休日に思うこと

いよいよ何度目かになる緊急事態宣言がこの街にも発令されることになり、それとほぼ時を同じくして、中くらいの人の学校が再開。 テレビを見る限り、修学旅行は取り止めになる可能性が高そうだ。本来なら去年行くはずだった修学旅行は、ものの見事にオリンピ…

副反応覚書

2回目のワクチン接種のその後 昨日(8/20) 17時すぎ 2回目のワクチン接種 20時ごろ 腕が痛くなり始める 21時ごろ 就寝 今日(8/21) 7時ごろ 起床 腕に加えて膝などに関節痛 頭痛、倦怠感 12時ごろ 発熱 37.5℃ 解熱鎮痛剤と冷却シート使用 18時ごろ 平熱に…

ふたたび打たれる

2回目のワクチン接種。今回のワクチンに限らず、とにかく注射が苦手なので、おそらく、とても絶望的な顔をしていたのだろう。案内係と思しき、やる気の権化みたいなお姉さん(強いて言えば、アン・ミカ風)に、あなたの名前は素敵だとか、かっこいいだとか、…

招かれざる客

夕暮れ時のベランダにて異変を察知する。何か見慣れぬ物が視界に入った気がして、おそるおそる確認する。 すると、ローズマリーの根本に、白いキノコ!今朝は生えてなかった!こんなもの絶対に生えてなかった!なのに、生まれたてとは思えないほど立派なキノ…

一筋の光

職場のコロナ疑いの一件は、陰性ということで幕引き。チームの自宅待機は解除された。今回のことで、誰かがPCR検査を受けた時点で全員が出勤停止になるということがわかった。検査結果を待っていては遅い、ということなのだ。感染者がどんどん増えている今、…

編む理由

編みたいものを編みたいときに編む、というスタイルで編み物を続けている。ちなみに、完全無欠の独学である。どういうわけか、毎年決まって立秋のころから編み始め、翌年の初夏あたりで編み針を置く。毎シーズン満喫して、もしかしたらこの先もう編み物をし…

雨、上がる

雨上がりの朝。ヘリコプターが飛来し、被害の有無を確認している。そして、家に閉じこもっていた一般市民も、川べりにてパトロールがてらの散歩に勤しむ。茶色く濁った川の水と、なぎ倒された水辺の植物が、昨日までの雨の激しさを語っている。 ベランダから…

ザワつく誕生日

お盆真っ只中、誕生日を迎える。 ちょうど私が生まれた時、父と祖父母は県北で墓参り中だった。田舎の、そのまた山の中にひっそりとある墓場なので、有線放送を使ってあたり一帯に私の誕生が伝えられ、それを受けて、慌てて市内に戻ったと聞いた。 例年は蝉…

続・濡れ鼠

引き続き、雨。昨日の失敗を反省して、今日は長靴を出動させる。中くらいの人がかつて幼い人だった頃、幼稚園の送り迎えに使っていた年代物の長靴だ。そこそこのお値段はしたと記憶しているが、正直あんまりすすんで履きたいとは思えず、きれいなまま仕舞い…

すべて雨のせい

朝からどしゃ降り。よりによって出勤の時間帯が一番雨がひどく、駅に着くまでにびしゃびしゃになった。 不快ついでに少しばかり毒を吐きたい。週に2回ぐらい電車で隣になる男性がいる。白髪の、60手前ぐらいのサラリーマン(←たぶん。なんせ隣なので、じっく…

ミラクル待ち

台風のあと、最高気温が32度ぐらいをキープしている。朝、ベランダに出ると、そよ風が涼しい。エアコンもしくは扇風機の風以外で涼しいと感じることなんて、ここ数週間か1、2ヶ月なかったこと。私が子どもだった頃は、たぶん暑いと言ってもこの程度だったん…

台風

雨井さんとの休日が終わる。連休とはいえ、こんな状況なので、リサイクルショップや植木屋さんあたりに連れて行ってもらうという地味な過ごし方をした。捨てようと思っていた洋服20点は、4,400円になった。何点かは「これはお値段がつけられません」と返され…

ハチロク

原爆の日。中くらいの人は、8時15分の黙とうに間に合うように、普段より早めの登校。 暑い朝にサイレンが鳴り渡る。 私は通勤途中の駅でその時間を迎えた。76年前も、今も、人々の生活のリズムはそこまで変わらないだろう。それぞれが「行ってきます」と家族…

玉砕

中くらいの人のワクチン接種の予約が取れない。市のインターネット予約では埒があかないので、今日の休みを利用して、あちこち電話をかけまくる。最初のうちは、何曜日がいいだとか、何時なら間に合いそうだとか、頭の中で調整しながら臨んでいたが、連敗が…

残念な出来事

もともと買い物に出掛けるのが好き、あれこれ実際に見て選ぶのが好きという性分の私が、こんなご時世なのもあって、ネットショッピングをちょくちょく利用するようになった。届くまでに少々時間がかかったり、受け取りのタイミングにやきもきしたりもするが…

緊張

昨日、新型コロナウイルスのワクチン接種を受けた。いい大人なのにガチガチに緊張して会場に赴くと、スタッフの皆さんがとてもとても優しく対応してくださった。お医者さんと看護師さんはわざわざ立ち上がって挨拶してくださり、接種を受けるひとりひとりに…

遭遇

アイラブなんちゃらTシャツを着ている人を見かけると、一体何をそれほどまでに愛しておられるのか気になって仕方ない。 大都会ならもっとめくるめく世界が開けているのかも知れないが、こんな地方都市の、しかもコロナ禍とあっては、その遭遇率たるや微々た…

ごろごろとか牛歩とか

念願叶って、美容院へ行く。髪が切りたいと思いつつも、思い立ったタイミングでなかなか予約が取れず、文字通り伸び伸びに。サイドの刈り上げ部分など、すっかり耳にかかって悲惨な状態だった。パーマもかけてもらって、しばらくはストレスなく過ごせそう。 …

狂気の夏

足元に、紫の花びら。ふと見上げると、藤の花が咲いている。大きな藤棚の一角に少しだけ。季節は5月頃ではなかったっけ。狂い咲きの花に、下を向いて歩いていたことを気づかされる。顔を上にあげると、夏の日差し。袖から出ている腕がちりちり灼ける。 たし…

不安定、蔓延す

先日、不安定というタイトルのブログを書いたが、はてなブログがどうにも不安定である。ブログの本文は問題なく表示されるのだが、くるくるくるくる考え中みたいなマークが回り続けており、いただいたスターが表示されない。それはいいとしても、いつも楽し…

不安定

ここのところ、するかしないかで心がシーソーの如く右往左往している案件がある。テレビとか本とかいろんなところで、よく「しないより、して後悔する方が良い」というフレーズを目にするのだけど、私の性格及び経験上、これにはどうしても賛同し難い。ちょ…

梅雨明け

梅雨明け。 大雨続きだった先週。金曜日は、普段30分強の通勤に1時間30分を費やし遅刻した。その後も、突如、雨雲に覆われ、雷雨に見舞われることが度々あり、うんざり。 本当にこれで狂気的な悪天候とさよならできるだろうか。こころが疑念を捨てきれないで…

止まり木

こんなに雨降りが少ない状態で梅雨が明けるわけがないと思っていたら、やはり大雨。明け方3時頃から雷雨の音が激しくなり、稲妻がピカピカ光り、緊急速報連発で心臓が止まりそうになる。 朝を迎え、ふらりふらりと出勤。雨は断続的に降り続くも、運良く外で…

小さなこと、大きなこと

職場提出用に住民票が必要となったため、区役所へ出向く。長丁場を覚悟していたら、最近稀にみる空き具合。マイナンバーカードの混雑もすっかり過去のこととなったらしい。待ち人数0人で、すいすいことが運ぶ。 まだまだ先のことだと思っていたワクチン接種…

あれこれ書き散らかしたのは、風のせい

風が強く吹いている。心地よいを通り越して、やけくそといったような具合で吹き散らし、いささか息苦しさを感じるほど。 ふと、3年弱を過ごした四国の町を思い出す。彼の地に引っ越してほどなく、地元の人に「ここはいつも風が強いですね」と言ったら、不思…