途方に暮れなずむ

途方に暮れていたり、いなかったり。

休日に思うこと

いよいよ何度目かになる緊急事態宣言がこの街にも発令されることになり、それとほぼ時を同じくして、中くらいの人の学校が再開。

テレビを見る限り、修学旅行は取り止めになる可能性が高そうだ。本来なら去年行くはずだった修学旅行は、ものの見事にオリンピックとコロナに翻弄された。学校の先生方も生徒らのことを思ってあれこれ奔走してくださった(おそらく、いまだ現在進行形)と聞くが、そろそろ結論を出すべき時期だろう。幸か不幸か、中くらいの人は私に似て、学校行事に心躍らせるタイプではない。「別になくってもええ」などと言ってはいるが、だからこそ、数少ないそこそこ大きな学校行事のひとつとして経験できないのは何か大きな欠落になりそうな気もする。

そんなことを思いつつの休日。電話をかけたり、ネットでアクセスしてみたり、そして、その合間に掃除機をかける。相も変わらず、まだ当分起きそうにないミラクル待ち。どうやらせっかく打ったワクチンも、接種から3ヶ月以降、抗体の量が随分減ってしまうらしいので、中くらいの人は、案外丁度いい時期(受験等々)にワクチン接種にありつけるのかも、と思いはじめた。日々、淡々と予約活動に勤しみつつ、その時がその時なのだと自分に言い聞かせる。(もちろん、このままその時がやってこない可能性も排除しない。)

ラクル待ちはミラクル待ちとして、せっかくの休日を楽しむことも必要ということで、編み物に取り掛かる。休業していた分を取り戻すかのように、90's MIXを聴きながら、裾からずんずん編みすすめ、頭を通す穴が出来た。

それにしても、オザケン、懐かしすぎる。いまだに音を聴けば、途端に痛快ウキウキモードに切り替わる。嗚呼、(今思えば)青春の日々よ。甘酸っぱいにも程がある。時に浮かび上がってくる恥ずかしいエピソードを頭から追い出すべく、頭をぶんぶん振りながら編み針を操る。

そして、ふと手を止めて、思う。これは、ひょっとして、毛糸が足りなくなるのではないかと。13玉あった毛糸玉が、あれよあれよと消えてなくなり、なんだかとても心許なくなってきた。追加で買わないとだめかなあ。どうにかならないかなあ。悶々。

気晴らしにベランダに出ると、冬型の亀甲竜が細い蔓を伸ばし、小さな葉をつけているのを見つける。一旦休眠に入るかと思っていたが、このままシーズンに突入するのか。なんだか賑やか。

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