途方に暮れなずむ

途方に暮れていたり、いなかったり。

遭遇

アイラブなんちゃらTシャツを着ている人を見かけると、一体何をそれほどまでに愛しておられるのか気になって仕方ない。

大都会ならもっとめくるめく世界が開けているのかも知れないが、こんな地方都市の、しかもコロナ禍とあっては、その遭遇率たるや微々たるもの。流れ星や、四つ葉のクローバーを探すのと、どっこいどっこいではないだろうか。ちなみに、私はどちらも不得手である。

そんな思いを隠し持っている私の前に、今朝、駅に向かうと思しきアイラブなんちゃらTシャツを着た男性が現れた。距離はそこそこ遠く、最近めっきり視力が低下傾向にある私にとっては、なかなかのチャレンジ案件である。そして、アイラブなんちゃらTシャツあるあるで、肝心な対象物を示す単語がいたずらな皺によって解読不可能ときている。とりあえず、映像としてしかとこの目に焼きつける。今日一番の正念場が朝8時すぎに訪れるとは。

乗り込んだ電車の中で、最初のアルファベットがTで、フォントがガタガタのブロック的なものであったことを手掛かりに推理する。

それにしても、かのアイラブなんちゃらTシャツを着た彼が乗り込んだ車両の乗客たちは何てラッキーなんだろう。きっと、一日一善どころか一時間一善ぐらいこなしている善人ばかりの集団に違いない。彼が目の前に立とうものなら、思う存分凝視できるのだから。私も見習って、もう少し真っ当に生きるべきだなあ。

大事な推理の合間合間に嫉妬やら反省やらが顔を覗かせるも、ついにひとつの結論に辿りつく。彼の愛してやまないもの、それはきっとテトリスではなかろうか。アイ・ラブ・テトリス。たぶん。ああ、この目で確認したかった。

そんなわけで、私がこの身に纏うならば、それは、アイ・ラブ・アイラブなんちゃらTシャツ。どこかで売ってないだろうか。

ごろごろとか牛歩とか

念願叶って、美容院へ行く。髪が切りたいと思いつつも、思い立ったタイミングでなかなか予約が取れず、文字通り伸び伸びに。サイドの刈り上げ部分など、すっかり耳にかかって悲惨な状態だった。パーマもかけてもらって、しばらくはストレスなく過ごせそう。

 

それにしても、この連休は、尻と言わず、からだのあちこちから根が生えたのではなかろうかと言うほどにごろごろしていた。

外出は、食料調達に一度出掛けたのと、焼肉を食べに行ったぐらいか。久しぶりの牛肉に心がいたく震えた。からだもさぞかし驚いたことであろう。

連休中、わが家の功労者は間違いなくエアコンである。猛暑続きで、休むことなく働いてくれている。金メダル確定。

 

贔屓にしていた整体院が廃業してしまったため、新たにどこか目ぼしいところはないかとネットで検索していたら、ふと目が止まる。とある店舗のお得なクーポン欄に「非接種者限定!」の文字が並んでいる。これは、一体どういうことなのか。まだまだ接種が進んでいない、高齢者以外の大多数への労いか。いやいや、待てよ・・・などといろいろ考えているうちに、深読みが過ぎて、こわくなってスマホを置く。

 

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↑のんびり屋のステファニア・エレクタ。この夏は眠り続けるのかと思っていたら、芽を出し、ようやく小さな小さな葉を開き始めた。ここからも牛歩なのか。牛歩なのだろうな。引き続き、痛いほどの熱視線を送る。

狂気の夏

足元に、紫の花びら。ふと見上げると、藤の花が咲いている。大きな藤棚の一角に少しだけ。季節は5月頃ではなかったっけ。狂い咲きの花に、下を向いて歩いていたことを気づかされる。顔を上にあげると、夏の日差し。袖から出ている腕がちりちり灼ける。

 

たしか、もう始まるんだなあ、オリンピック。ロゴやら競技場やら猛暑やら組織委員会会長のスキャンダルやら・・・開幕前からお腹いっぱいで、さすがにコロナ関連以外はもうネタ切れだろうと思っていたけど、このタイミングで小山田圭吾!唖然。これほどまでに、肝心なスポーツ以外で盛り上がった(?)大会があっただろうか。これ、小説とかドラマだったら、「そんなに都合よくいろんなことが起こるわけないじゃん!」ていうレベル。

今のままでは開会前のカオスな記憶しか残らなさそうなので、選手の方々にはしっかりと力を出し切っていただいて、是非とも記録の方を残していただきたいと思う。

 

スターが表示されない問題は、アプリの再ログインと再起動で解消された。たぶん。またおかしいようなら、次は再インストールしてみるつもり。

 

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↑癒しのしろくま

不安定、蔓延す

先日、不安定というタイトルのブログを書いたが、はてなブログがどうにも不安定である。ブログの本文は問題なく表示されるのだが、くるくるくるくる考え中みたいなマークが回り続けており、いただいたスターが表示されない。それはいいとしても、いつも楽しみに読ませていただいているお気に入りブログにお邪魔しても、スターをつけることができないのが残念。Wi-Fiを切って、4Gにしてみても駄目。そのうち直るかなー。直るといいなー。

 

文通のお相手からはがきが2葉同時に届く。何事かと思って読んでみると、前回私が出したはがきが1週間以上かかってお手元(東京)に届いたとのこと。その到着を受けて、すでに書いていた1葉に加えてもう1葉書いてくださった模様。丁度、大雨の時期だったので、そのせいかも知れないと記してあった。私のはがき、一体どんな旅をしたんだろう。

 

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↑タイトル「不安定」

不安定

ここのところ、するかしないかで心がシーソーの如く右往左往している案件がある。テレビとか本とかいろんなところで、よく「しないより、して後悔する方が良い」というフレーズを目にするのだけど、私の性格及び経験上、これにはどうしても賛同し難い。ちょっと考えさせてくださいモードをなかなかオフできない。その後、自分にイライラして、えーい、ままよ!と勢いで突っ込むこともあるにはあるが、しないでよかったー、とあとで胸を撫で下ろしたり、赤面したりすることも多々あるから。

今日も引き続き、どうしたものかと考えごとをしながらぼんやり歩いていたら、突然、名前を呼ばれた。声の主は、昔の同僚。マスク越しに、くぐもった歓声を浴びせ合う。こんなご時世なので、「お茶でもしようか」という言葉も掛けづらく、立ち話で近況を報告し合う。今も思いの外近くで働いていることが判明したので、またばったり会えるかもね、と言って別れる。

 

嬉しかったこと、もうひとつ。出勤すると、机の上に、付箋で手作りした小さなのし紙付きの珈琲キャンディが置いてあった。可愛らしい「粗品」の文字に思わず笑みが溢れる。ただ、書いてある名前に心当たりがなく、隣の人に教えを乞う。すると、送り主はあいさつしかしたことのない人だった。もしや、そもそも私宛てではないんじゃなかろうか、などと憶測で頭をいっぱいにしながら、おっかなびっくりでお礼を言いに行く。珈琲がダメなことは、もちろん内緒で。今度、何かお返しをしよう。

 

夕食後、中くらいの人が神妙な顔で「知ってるか知らないかわからないけど・・・」と話し出す。中くらいの人によると、毎晩、私があまりにも激しく歯ぎしりをするので、とんとんと背中を叩いてくれているのだそう。そうすると、歯ぎしりが止まるんだとか。まったく自覚なし。最近、確かに疲れを感じることが多くて、21時頃に布団に入ったりしてはいた。知らない間に介護的なことをされていたことを知り、愕然とする。そして、今夜もやってしまうのか、私。

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こころのままに、枝葉を伸ばす。

梅雨明け

梅雨明け。

大雨続きだった先週。金曜日は、普段30分強の通勤に1時間30分を費やし遅刻した。その後も、突如、雨雲に覆われ、雷雨に見舞われることが度々あり、うんざり。

本当にこれで狂気的な悪天候とさよならできるだろうか。こころが疑念を捨てきれないでいる。

 

緊急事態宣言が解けたら整体に行こうと思いつつ、もう少し、もう少し、と様子を見続けていたところ、どうやら整体院が廃業してしまったらしいことを知るに至り、愕然とする。ホットペッパーから予約ができず、(ホットペッパーとの)契約を解除したのか程度に思っていたら、なんと電話が通じない。とても気に入っていて、通い続けようと思っていたので、ショックが大きい。何を楽しみに生きていけば良いのか。途方に暮れる。

からだが悲鳴をあげるので、とりあえずあちこちで見かける安さが売りのマッサージ店に飛び込む。60分施術を受けるも、いろいろ残念で仕方ない。

 

帰宅後、ゴーヤチャンプルーを作りながら、一杯。夏の味。

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ボンベイ・サファイアでモヒート。

止まり木

こんなに雨降りが少ない状態で梅雨が明けるわけがないと思っていたら、やはり大雨。明け方3時頃から雷雨の音が激しくなり、稲妻がピカピカ光り、緊急速報連発で心臓が止まりそうになる。

朝を迎え、ふらりふらりと出勤。雨は断続的に降り続くも、運良く外で雨に濡れることはなかった。

 

夕方、雨が止んだのをいいことに、角打ちのお店に立ち寄る。さくらんぼのビール、ピノ・ノワール、トマト酢のお酒(たまたま居合わせた常連さんのおすすめで、詳しいことは忘れたけれど、最高にドロっとしたトマト酢とウォッカを炭酸水で割った感じ)をさくさくっといただく。あては、自家製燻製チーズ、鶏皮の味噌煮(缶詰)に、ソーキ。

ちびっと試飲させてもらった八幡川があんまりにも芳醇であやうく昇天しかけた。一瓶買って帰りたかったが、なかなかのお値段だったため、あっさり断念。うーん、いつか欲しいな。

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↑1杯目のチェリー・ルージュ。酸っぱめ。