途方に暮れなずむ

途方に暮れていたり、いなかったり。

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

くうねるところにすむところ

対岸から何やらバリバリと大きな音が聞こえる。音のもとを探してみると、解体作業の真っ只中。最近、一軒家が取り壊され、跡地に集合住宅が建つのをよく見かける。隣接する家屋2、3軒がまとめて消え、大きなマンションがにょきにょき生えることも。人口が減…

みどりたち

早朝、雨井さんが帰って行く。昨夜降った大雨が止んでいてよかった、と全身白っぽい出立ちの雨井さん。もう緊急事態宣言再発出などで、思うように会えない日々が戻ってきませんように。 お見送りのあとは、何の変哲もない、いつも通りの日曜日。遠いイタリア…

ゲージがフルになったので、少し熱く語る

こちらの緊急事態宣言が解除されたので、雨井さんがやって来た。久しぶりの登場に、用意しておくべきものはないかとかそんなことに頭を忙しくさせるあまり、中くらいの人の弁当にスプーンを入れ忘れた。幸い、箸は入れていたので、中くらいの人が言うところ…

暑さにまつわるエトセトラ

30度以上の日が続いている。 本来なら7月にならないと稼働しない職場のエアコンも、試運転を銘打ちひっそりと(温度調節等は一切不可)動いてくれている。ありがたや。 ところが、ただでさえ、ついているかついていないかわからない程度のうすらエアコンなの…

ほとばしる爽快感

昔に比べて、目が悪くなった。眼鏡を作ってはいるが、ほとんどかけることはない。家にいてかけるとしたら、テレビの字幕が見えにくいとき。その程度。 洗面所にて、何か違和感を感じる。見えるはずなのに見えないものがあるのか、見えないはずなのに見えるも…

世界一周

少し雨が落ち着いたので、ベランダへ出る。 この時期は、晴れれば暑く、曇れば蒸し、降れば雨脚強く、なかなか身の置き場がない。待ち受けているのは、私の苦手な夏。抜けたいような、抜けたくないようなトンネルの中にいる。 ベランダで育てているコーデッ…

眠気

夜中、雨の音に気づき、慌ててベランダの洗濯物を取り込む。朝までは降らないかと思っていたが、甘かった。もはや浴室乾燥に方針転換する気力はなく、そのまま部屋干しとする。扇風機を洗濯物に譲るか否かで少し悩んで、結局、今季初めてのエアコンを稼働し…

神も仏もない

道尾秀介『雷神』読了。 埼玉で小料理店を営む藤原幸人の元にかかった一本の脅迫電話。彼は、30年前と15年前の二度に渡り、あまりにも辛い過去を抱えていた。そんな彼がようやく手にした平穏な日々に、突如さす暗い影。愛する一人娘・夕見を守るため、捨てた…

大丈夫だよ、のび太くん

真夜中に叩き起こされる。 何事かと思えば、中くらいの人が、大事な書類を書き損じてしまったと言う。あらかじめ、修正は厳禁、とされている書類。提出期限は、すでに日づけがかわっているので、今日。寝ぼけていた頭に一気にたくさんの情報が流れ込む。回路…

坂の途中で立ち止まる

体調、下り坂。寝不足なのもあって、どうにかこうにか一日をやり過ごしたという感覚しかない。普段できていることができず、そんな自分を不甲斐なく感じる。こんな風に気分が沈むことが増えた。決してこれから先がずっとこうだなんて思わないけど、「また普…

野菜嫌いと車嫌い

起き抜けに弁当作り。 冷蔵庫内の、賞味期限はオーバーしてるけど火を通せばオーケーな卵、5個を使って盛大に卵焼きを作る。我が家には卵焼き器なんて素敵な物はないので、小さい方のフライパンを使用。大きなバナナみたいな物が焼き上がった。冷ましながら…

玉乗りピエロたちの勇退と懐かしの音楽と

雨の音で目を覚ます。 午前中は土いじり。植え替え用に買っておいた培養土が足りるか足りないか微妙なところだったが、計算したかのようにぴったりと使い切れた。気分が良いので、2つで100円だった謎の植物も家移りさせようかと思い至る。ひとつはゴムの木系…

無理なものは無理

土手の草刈りが始まる。草刈機のエンジン音と青い草の匂いがベランダから流れこむ。 明日から荒天というので、重い腰をあげて夏布団を出す。冬布団をベランダから引き上げて圧縮していたところ、途中で掃除機が止まる。スイッチを入れ直しても動く気配はなく…

なにかと赤い

梅雨を通り越して、夏がやって来たかのような日差し。午後になると、ビニールカーテン的なものがぶら下がりまくっている職場は暑い。このご時世に、空調が7月にならないと入らないというシステムはクレイジーだと思う。誰かがニュースに取り上げられるぐらい…