途方に暮れなずむ

途方に暮れていたり、いなかったり。

大丈夫だよ、のび太くん

真夜中に叩き起こされる。

何事かと思えば、中くらいの人が、大事な書類を書き損じてしまったと言う。あらかじめ、修正は厳禁、とされている書類。提出期限は、すでに日づけがかわっているので、今日。寝ぼけていた頭に一気にたくさんの情報が流れ込む。回路が繋がる。ここ10日ほどテーブルの上に置きっぱなしになっていた書類だ。早めに記入して提出しておきなさい、と2、3度声掛けした記憶がある。いろいろ言いたいことはあるが、とりあえず対処法を考える。

間違いは、一文字。でも、ごまかすのは無理っぽい。一旦、修正テープで消した上でコピーをしようとするも、上質紙を使っているのか、うちにある普通のコピー用紙とは厚みが異なる。それでもいいような気もしたが、中くらいの人的にはNGらしい。

担任にことの次第を正直に伝えて、新しい用紙をもらうという結論に落ち着きかけた時、ふと、ひらめく。職場で不要となり、半ば押しつけられるようにして持ち帰ったボールペン用の消しゴムがあったはずだ。いわゆる砂消しというやつ。いまはカッターナイフと見紛うスリムな出立ちになっている。怪しげな道具を取り出した私を不審な目で見つめる中くらいの人。変な汗をかきながら、慎重に消し消しする深夜1時半。どうにか間違いを消すことができた。最後に、ドラえもんに出会ったかのような中くらいの人の表情を見た。ベッドに倒れ込み、こときれる。

 

朝。ぼーっとしつつも、貴重な休みを使って、やることだけはやる。

  • 崩壊したつっぱり棚の取り替え。
  • 浴室用ラックの取り替え。

古い方のつっぱり棚はやはり大型ゴミになってしまうのかなあ・・・とりあえず、棚上げ。

ラックの方は、今まで使っていたものの脚の部分が錆びて、床を汚してしまっている。何度目かになるクレンザー作業が昨夜の消し消しを思い起こさせる。手が棒。痕跡はあるが、許せるレベルまで頑張って良しとする。錆びラックには、ベランダにて第二の人生(人ではないけれど)を送ってもらう予定。

 

読みかけの本が読みたいが、眠い。