途方に暮れなずむ

途方に暮れていたり、いなかったり。

みどりたち

早朝、雨井さんが帰って行く。昨夜降った大雨が止んでいてよかった、と全身白っぽい出立ちの雨井さん。もう緊急事態宣言再発出などで、思うように会えない日々が戻ってきませんように。

お見送りのあとは、何の変哲もない、いつも通りの日曜日。遠いイタリアの田舎町に住む人々の生活を覗き観て、相席食堂で笑い、何かをしにニッポンに来たYOUたちとともにお昼を食べるのだ。今日のお昼はキーマカレー。丁度食べ終わる頃に、雨井さんから無事到着の連絡が来るはずだ。

 

今回、雨井さんは新しい仲間を連れて帰って来てくれた。

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ユーフォルビア・ラクテア・コーラルカクタス。くっきり、ぱっきり、もう二度と巡り会えなさそうな個性的なお姿。出会った瞬間に、これは私と引き合わせなければ、と思ってくれたらしい。ありがたや。大切に育てなければ。ちなみに、後ろ姿はこんな感じ。

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緑一色とは言っても、斑が入っているようで濃淡が美しい。ひとつ加わっただけで、部屋の中が明るくなったかのような存在感。

 

もしかしたら雨井さんに咲いたところを見せてあげられるかも知れないと思っていたコーデックスの蕾は、残念ながらまだ開いていない。だいぶゆるんできたように見えるが、まだその時ではないようだ。極小のものも含めて、蕾はたくさん確認できているので、どこかいいタイミングがあれば、と思う。砂漠のバラ、きれいに咲きますように。