途方に暮れなずむ

途方に暮れていたり、いなかったり。

植物

悲喜交々 年度末編

初夏以来ご無沙汰していた友人と家飲み。 久々の再会に話題は尽きなかったが、知らない間に友人が手術を受けていたことには、びっくりさせられた。知り合って13年目になるだろうか。私たちももうそんな年頃なんだなあ。話す内容も、健康のこと、親のこと、子…

目が眩む予定

この時期の自分が不安定であると自覚したのはいつ頃からだろう。もしかすると、20代前半かも知れないし、30代に入ってから、いや、それよりもうんと昔の10代の頃かも知れない。いずれにせよ、長患いであることに間違いない。 若い時分には、嵐が過ぎるのをた…

薄味の運命

どれだけひっそりと暮らしていても、驚くような出来事というのは起こり得る。 普段、中くらいの人と二人で生活していて、運転技術はペーパードライバーに毛が生えた程度、その上すっかりステイ・ホーム癖がついてしまった私の行動範囲は知れている。 雨井さ…

意外性

中くらいの人は勉強ができない。 そして、この度「留年するかも知れない人を対象とした補習」を受けるように言われたらしい。勉強ができないことは残念ではある。けれど、私が一番気の毒に思うのは、彼の外見も内面も揃ってくそ真面目であるということ。デキ…

忘れ物注意月間

バレンタインから遅れること一週間。ようやく最後のチョコが私の元から旅立って行った。日頃お世話になりっぱなしの人にお渡しするべく用意していたが、体調不良とのことでなかなか会えずにいたのだった。ようやく、すっきり。 短いわりにイベントが多い2月…

個性葉

出勤時、駅の改札ゲートに阻まれる。窓口で駅員さんにプリペイドカードを差し出すと、昨日の運賃が未納になっているとのこと。たしかに、昨日、改札を通ろうとしたら、一瞬カードが変な反応を示したような記憶がある。ただ、通せんぼシステムが稼働すること…

晴れ待ち

雨の日が続いた。 部屋干しすると体調が悪くなるので、こんな時は浴室に衣類乾燥機を持ち込んで乾かすようにしている。翌朝には自動で停止した衣類乾燥機が、タンクにたっぷりと水を抱え込んで「どうだ、すごいだろ」と言わんばかりにふんぞり返っている。た…

緑とナン

いつになく緑緑した冬を過ごしている。 休眠に入るはずの植物たちが、そこにもここにも葉を落とさずに点在しているのだ。ブーゲンビリアは、(花は落ちたものの)ひっそりと、だが着実に葉を増やしている。アデニア・グラウカは3株のうち1株が、オペルクリカ…

師走の緑たち

街中を歩けば、クリスマスツリーやら鏡餅を目にする。今年も気づけばそんな時期だ。 とりあえず、年賀状は刷っておいた。なんせ年季の入ったパソコンを使うので、毎年必ずと言っていいほどトラブルが発生。年々気乗りしない作業となっているため、早めにやっ…

週明けは冷たい雨とともに

つい数日前まで半袖を着て家でごろごろしていたのが嘘のように空気が一変した。 とりあえず、パジャマを長袖長ズボンのものに変えた。そして、ちょうどシーツに掛ける敷きパッドを洗ったタイミングだったことで、中くらいの人と恒例の口論に突入してしまった…

初冬のとある一日のこと

少し前に、職場の人からそれはそれは立派な栗をもらった。生栗は扱ったことがなく、どうしたものかと思案ののち、とりあえず一旦浸水させた上で冷凍しておいたのだった。 北海道産の秋刀魚を買った。焼き魚とともに栗ごはんが食べたくなり、ついにあの栗の出…

おいとま

延々続くと思われた夏が時折留守をするようになり、少しずつ気温が下がってきた。ひょっとすると、次の滞在先を探していたりするのかも知れない。狂気的な夏だってそれなりに準備とかいろいろあるのだろう。 少し前までの私はと言うと、暑さにやられ、家のこ…

本日もぐだぐだと

相変わらず、暑い。それでも、朝の日陰を歩いている時など、ふと涼しさを感じて「あ、まだ生きていられるかも」と思うようになったのも事実。酷暑は絶望しか生まない。 週末もエアコンの掃除とか頭に浮かぶ家事はあったものの、朝食を終えたあたりですでに汗…

夏は過ぎたと言うけれど

今のこの暑さ、名は「残暑」らしい。ちゃんちゃら可笑しくて、汗しか出ない。 それでも、夜になるとふと虫の声を耳にするようになった。虫はたしかに秋を感じているようだ。ただ、ここ数年、蚊に刺されることがなくなった。もしかしたら、私の血が美味しくな…

休眠したい

連日、本当に暑い。辛うじて仕事には行っているが、それ以外の活動はほぼほぼ休止している。 大好物のマッサージは最後に行ったのが5月半ば(実は、先月、どうにもこうにもからだがしんどくて予約を取ろうとしたが、調整がつかず、他所で60分ほど揉んでもら…

夏の威力

夏が本格化して、カープの活躍が著しい。開幕前は方々から最下位予想を集めていた新井監督の采配が大当たりして、なんと10連勝。すごいことだ。すごいことだと思うのは、何もカープ球団だけじゃなくて、そのファンも然り。仕事終わりの同僚がその足で応援に…

ベランダの攻防戦

ベランダが気に入られてしまった。お相手は、蜘蛛。あまり凝視できないが、足が長くて、からだの中央がアルミホイルみたいにギラギラしている蜘蛛のようだ。そこそこ大きい。 ここ2日ほど、朝起きてベランダに出ると、吊り下げ式の室外機と壁を繋ぐようにし…

深く

激しく消耗する出来事があった。前々から気が重たくはあったもののどうにか滞りなく終わった、と思った瞬間に台無しになった。逃げ場がないということは本当にきつい。何もかも投げ出して、誰にも何も告げずに飛び出したい気持ちになった。けれども、そんな…

梅雨明け間近の連休

最後のお一方のお目覚めとともに、ベランダが一層にぎやかになった。思い返してみると、アデニア・グラウカは梅雨が始まる頃に、フィランサス・ミラビリスは梅雨が終わる頃にようやく芽吹いた。ひょっとすると、梅雨がきっかけになるのかも知れない。来年も…

夏の気配

通勤途中、今年初めて蝉の抜け殻を見かけた。夏はもう目前。 日焼けで痛い目にあった中くらいの人は、クラスマッチ2日目。日焼け止め持参で出掛けていった。 そして!出ベソ疑惑のあの子から、ついに新芽が出た。ちゃんと先端のあたりから。昨年までは優等生…

困ったときのアレ

昨日は、中くらいの人がひどい日焼けをして帰ってきた。ここのところ雨続きで、あるんだかないんだか、ぼんやりしていたクラスマッチが決行されたらしい。日中、職場にいた私は、正直、それほどまでに晴れていたのかわからないが、中くらいの人の顔と首と腕…

天気に左右される私たち

止み方を忘れてしまったのではないかと心配になるほど降り続いた雨。 怠さに取り憑かれ、週末は、たびたび窓際の植物棚の前にごろりと寝転がった。床が冷たくて気持ち良かった。雨の合間を縫って、植物の植え替えを行なったり、ベランダにキッチンハーブ用の…

曇天に光るもの

前回の日記に書いたとおり、気分が晴れない。梅雨空が晴れるのが先か、私の気が晴れるのが先か。いや、そもそも私の性格からして、晴れるなんてことはあり得ないのではないか、などと危険な考えに引きずられてしまう。 明け方に目が覚めてしまうのも最近の困…

植欲を満たす

私の地元は、大抵のものは手に入るし、特に不自由なく暮らせる場所だ。とは言え、植物を扱うお店が少ないことに関しては、少なからず寂しさを感じている。郊外の方へ足を延ばせば、庭木なんかを扱う本格的な園芸店はある。近所のスーパーの出入り口付近には…

こまごまと

一瞬だけ雨井さんがやって来た。東京出張からの広島出張の中継地点に選ばれた我が家。お風呂に入って、眠って、朝早くに旅立って行った。なんと慌ただしいことよ。 今日は休み。マイナンバーカードの電子証明書の有効期限が切れる旨の通知が来たので、更新の…

5月最終日

梅雨真っ只中。5月が過ぎゆくからと言って、五月病が消えてなくなるわけではない。そもそも、私のこの沈みっぷりは5月に限ったことではなく、常日頃から抱えているものだ。 中くらいの人も、しばらくの間絶望とともにあった。もともとが鋼のネガティブではあ…

ラッキーらしき日

高知の友人からカツオの藁焼きが届いた。友人のお父さんが直々に藁焼きにしてくださったカツオに大興奮。たまねぎ、ねぎ、にんにく、塩などの薬味を用意して、魚好きの中くらいの人ときゃっきゃ言いながらおいしくいただいた。 添えられていたポン酢がこれま…

お疲れ

うどん県に出張中の雨井さんからメッセージが届いていた。昨夜はひどく疲れていて、早々に布団の国の人となっていたため、気づいたのは今朝のこと。起き抜け一番に返信する。 昨日はマッサージ(私はマッサージ、マッサージと言っているが、正しくはボディ・…

痛い

後頭神経痛が頻発するため、久しぶりにマッサージの予約を入れた。しばらくいい塩梅で定期的に通っていたが、なんだかんだでご無沙汰となり、からだが悲鳴をあげだしたのだと思う。マッサージは、マッサージに行きたいと思っているうちにいかないと駄目だ。…

希望は確信に

サミット真っ只中でも、市内中心部に近づきさえしなければ、普段と何も変わらないことを実感した土曜日。 昨夜遅くに帰って来た雨井さんと一緒に買い出しに出かけた。10年以上放ったらかしの保険の相談ができたら、と思い立って、買い物ついでに窓口的なお店…