途方に暮れなずむ

途方に暮れていたり、いなかったり。

放電のち充電

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セーターがついに完成。裾と袖口がメリヤスの編みっぱなしのため、くるんくるんと丸まる。編み方を工夫すればよかったのだけど、今となってはすっかりあとのまつりなわけで。やむなくスチームアイロンをしっかりめにかけて、どうにか落ち着かせることで良しとする。

今シーズン最後の一着になるかなあ。今のところ、次の予定はなし。書店や手芸店を覗いてしばし充電のとき。心が動くのを待つ所存。

 

夜、ご飯を食べていると、花火の音。つられてベランダに出てみるも、厚い雲のせいか、そばにそびえ立つマンションのせいか、姿は見えず。ぼんぼんぼぼんぼん。音だけの盛大な花火に聞き入る。

本来なら見えなかったものや知らなかったことが、指一本動かすだけで大行進してくる時代。少し背伸びして見渡せるぐらいの世界で、見えないものがあっても、知らないことがあってもいいと思う。むしろ、それこそが普通なんじゃないかと。自分が抱えきれる分だけで十分。皆が取りこぼしたもので、そのうち足をすくわれそうだ。人類みな神様なんて笑えない。