途方に暮れなずむ

途方に暮れていたり、いなかったり。

私の心と春の空

予報通り、夕方から雨。

どうせ夜まで降りはしないだろうと、根拠なしかつ神通力レベルの自信に満ち溢れつつ職場を出た途端、ぽつぽつとアスファルトに水玉模様が現れる。

一転、台風級の臆病風に吹かれ、コンビニにてビニール傘を購入。若い子ならまだしも、いい年した大人がビニール傘なのは、なんとも恥ずかしい。旅先でもあるまいし。妙に大きいし。無駄にワンタッチオープン式だし。人とすれ違うたびに萎縮、恐縮。そんな私を知ってか知らでか、雨がぴたりと止む。何故もう少し様子を見なかったか、私。やるせなさこの上なし。