途方に暮れなずむ

途方に暮れていたり、いなかったり。

夏旅 1日目

8月2日(水)から2泊3日の旅に出掛けた。

コロナで自粛した年を除けば、ここ数年は大分にある馴染みの宿を訪れるのがすっかり定番化していた夏旅。今年はいろいろあって、イレギュラーな展開となった。

 

実は、屋久島を訪れる予定で鹿児島を目指して移動していたのだが、台風6号の影響で高速艇がキャンセルになってしまったのだった。そこで急遽、予定を組み直すことに。出来れば馴染みの宿にも泊まりたかったが、あいにく満室とのこと。とりあえず、鹿児島市内に1泊、別府に1泊、宿をとった。

この年齢にして、しかも家族連れで、行き当たりばったりの旅というのもなかなかないこと。定刻までに急ぐ理由もなくなり、ふらっと桜島へ向かうことにした。

 

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大隅半島は牛根大橋を目指し、桜島を眺めながらぐるりとドライブ。桜島は近づいたり、離れたり。そう言えば、数年前にも一度、桜島を観光する計画があったが、噴火と重なり叶わなかったのだった。

 

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島内、湯之平展望所へ続く上り坂。

 

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展望所からの眺望。360°どの方向に目を向けても雄大で美しい眺め。

 

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帰路はフェリーで鹿児島港へ。1階と2階に車を積むタイプのフェリーを見るのは初めてだった。15分程度、あっという間の船旅。

 

天文館にあるホテルにチェックイン。ちょうど全国高等学校総合文化祭が開催されるとかで、高校生と引率の先生方がちらほら見られた。

夜は鶏料理のお店で鶏三昧。薩摩地鶏の刺身が美味しかった。それにしても、我が家は鶏料理を食べてばかりな気がする(大分も、とり天や唐揚げが美味しい故)。せっかくの鹿児島、黒豚も食べたかったなぁ、とあとになって思った次第。

夜になると、天文館界隈は活気に満ちてくる。夕方は何となくごみごみした印象だったホテル前の通りも、夕食を終え戻って来る頃にはいい雰囲気のお店がずらりと開店していて、非常に興味を惹かれた。広島で言うところの流川のような街かと思っていたが、もっと健全で活気のある雰囲気。18時以降は車の乗り入れが禁止されていて、人が自由に往来しているのも流川とは異なるポイントだ。ただ、客引きの多さには驚いた。普通の居酒屋も店員さんが通りの真ん中で声をかけていたりして、自分が旅の途中であることをあらためて認識した。