途方に暮れなずむ

途方に暮れていたり、いなかったり。

夏旅 2日目

朝から鶏飯をいただいて、高校生に負けない元気さでチェックアウト。笑

それにしても、今回の旅では、チェックインとチェックアウト時の手続き方法の新しさに面くらった。コロナ禍を経て、タッチパネルでの手続きがすっかり主流になったようだ。旅行といえば、年に一度、山奥の宿に泊まるだけの私にとってはドキドキしかない。たしかに、コンビニや100均、銀行の窓口なんかもいつの間にやらタッチパネルが導入されてるもんなぁ。カードとペンが行ったり来たりすることによる感染拡大の懸念があったということか。ただ、それ程巨大なホテルでなければ、宿泊カードに手書きする方法のままでも特に問題ないのでは、とも思う。事前に手指の消毒をしておけば大丈夫な気もするし、実際にお客ごとにタッチパネルを消毒してもらえているのかというと必ずしもそうではないっぽい。きっかけはコロナであっても、結局は事務処理上の効率化を図ることが目的なのだろう。

 

さて、今回の旅では探していたものがあった。

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鹿児島に伝わる幸福の守り神「オッのコンボ」。大黒様の奥方様がモチーフになっているんだとか。ちなみに、この不思議な呼び名は、「起き上がり小法師」が訛ったもの。天文館の土産物店で探しても見つからず、親切な店主さんから「仙巌園に行けば売っている」との有力情報をいただき、ようやく入手できた。しかし、その仙巌園でも、ショップの隅っこの棚にひっそりと佇んでいるものだからなかなか見つけられず、2巡した上で店員さんに訊いてのようやくだった。見つけた瞬間、やさしいお顔立ちに、思わずほっこりして疲れは吹っ飛んだが。

ところでこの「オッのコンボ」を探す際に大変だったのが、この呼び名、私たちの発音では通じないということだった。まさに何十年かぶりに海外に出掛けたかのように狼狽した。雨井さんなど、途中からその名を口にするのが恐ろしくなったあまり、「あのですね、カタカナのオの次に小さなッが入ってまして、見た目はだるまみたいな人形なんですけど・・・」などと、とてつもなくとてつもないまわり道をしていた。何度か耳にするうちに「オンのコンボ」が比較的正しい発音であることがわかったが、それでもなお通じないような気もする。

そんなこんなで、3人家族にちょうどいいと思い3体セットを購入したが、あとになって家族の人数+1体が正しいことを知った。「オッのコンボ」は奥が深い。

 

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仙巌園で神様を捜索中に見つけた桜島(ボックスティッシュ用ケース)。飛び出したティッシュが立ち上る噴煙に見えるというイカしたデザイン。ティッシュを使う度に、異なる姿を楽しめる。

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↑園内の鶴嶺神社

 

鹿児島から別府への移動は、思ったより時間がかかった。いつの頃からか旅行の度に立ち寄るようになった街、別府。山と海にぎゅっと囲まれた景色がたまらなく好きだ。硫黄の匂いと、ところどころ立ち上る温泉の煙もいい。夕方の到着となり、急ぎ足でSELECT BEPPUさんへ。

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今年の一枚(Tシャツ)を買うのが恒例となっているが、この度は素敵なものを見つけてしまった。

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その名も、おたのしみふくろ。

  • スノードームバッグ
  • ポストカード×2
  • マンホール猫 巾着
  • GO TO BATH 速乾Tシャツ(着用していたため、写真には写っていない)
  • おまけ 湯みくじ

という豪華すぎる内容。可愛いすぎて、ウキウキが止まらない。

 

別府タワーにいつかは上りたいと思い続けているが、今年も時間的にカツカツでお預けとなった。そもそも別府の街へは、山の上を走る高速道路からの進入となるので、高速道路から、また高速の出口からぐねりぐねりと坂道を下って来る際に、美しい景色を見ることができるのだ。別府タワーは街の一番低いところにあり、タワー自体も決して高くないため、ぶっちゃけ、上る意味合いはあまりないように思える。それでも、そのレトロな佇まいに「いつかは」と思わずにいられないのである。

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そう思い続けて愛用しているキーホルダー。そう、いつか必ず。

 

宿泊したホテルでは、22時までドリンクバー的なサービスが利用できた。コーヒー、紅茶は勿論のこと、ソフトクリームやら焼酎なんかも自由に楽しめる。夜食にお稲荷さんや焼き椎茸も用意されていたようだが、のんびりし過ぎて出遅れてしまった。

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面倒臭がる雨井さんと中くらいの人を引き連れて、テラス席でマシュマロを焼いて食べた。夜とは言え、火を囲めば流石に暑かった。けど、旅先で浮かれてみるのもいいでしょう。