つい数日前まで半袖を着て家でごろごろしていたのが嘘のように空気が一変した。
とりあえず、パジャマを長袖長ズボンのものに変えた。そして、ちょうどシーツに掛ける敷きパッドを洗ったタイミングだったことで、中くらいの人と恒例の口論に突入してしまった。
私は、うちで使っている敷きパッドはリバーシブルだと思っていて、夏は冷感的なつるりとした面を上に、涼しくなってきたらタオル地の方を上にして使っている(冬にはまた別の暖かい敷きパッドを使う)。中くらいの人がいつまでもひんやり側で寝ているので「そろそろ裏返したら?」と声を掛けたのが大間違いだった。中くらいの人は、この敷きパッドはリバーシブルではないと主張。一旦口論になると、最低でも10分はかかる。最悪、朝が昼になり、昼は夕方になる。何を言っても駄目な堂々巡りにうんざりして、いっそ冬の敷きパッドを出すからそれを使うよう提案もしてみたが、どうにもこうにも論点はリバーシブルか否か、なのである。この問題については、パッケージを処分しているため、もはや正解はわからないのだ。次のシーズンは、新しい敷きパッドを買ってしまおうと心に誓う(でもたぶん忘れる)。
植物たちを室内に招き入れた。外で完全に落葉させてから取り込んだ方が春の花つきが良いと聞いて、タイミングについては随分悩んだが、株自体が寒さにやられてしまっては元も子もない。日当たりの良い窓際に出来るだけたくさんの子を置くべく、パズルのようにあーでもないこーでもないと取っ替え引っ替えして、どうにかみんな定位置を得た。直近に迎え入れたペトペンチア・ナタレンシスは、葉が残すところあと数枚。表は普通に緑色だが、裏側はきれいな紫色をしている。日当たりが良いと少々分かりづらいが、日の暮れた後などにその鮮やかさにはっとさせられることしばしば。完全に落葉してしまうまで、もう少し私の目を楽しませてくれそうだ。