途方に暮れなずむ

途方に暮れていたり、いなかったり。

師走の緑たち

街中を歩けば、クリスマスツリーやら鏡餅を目にする。今年も気づけばそんな時期だ。

とりあえず、年賀状は刷っておいた。なんせ年季の入ったパソコンを使うので、毎年必ずと言っていいほどトラブルが発生。年々気乗りしない作業となっているため、早めにやっつけておいた。若い頃は、お正月の楽しみと言えば年賀状と紅白だったのに、人というのは、時代というのは、こうも変わるものなのかと少し寂しくなる。なかには「もう年賀状は出さない」と決めた友人もいるようだけれども、私には年賀状だけで繋がっている知り合いが多いので、なかなか踏み切れずにいる。じわりじわりと淘汰されて、現在はピーク時に比べると30枚ぐらいは減っている計算。

 

暖冬のせいか、12月も半ばに差し掛かるというのにまだまだ私の目を楽しませてくれている植物たち。

「もう落葉しちゃっているから」とお安くしていただいたペトペンチア・ナタレンシス。うちの環境に落ち着いたのか、するすると蔓を伸ばし、次々に新しい葉を展開している。葉の表と裏とで色が違うのが面白くて、いつまでも眺めていられる。塊根は、ぱりっと焼き上がったパンのよう。

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3年目に突入したエバーフレッシュは、ここ最近新芽とともに蕾をつけるようになった。最初はクッキー&クリーム味のキスチョコのかす(失礼)みたいだったのが、次第に金平糖のように変化し、最後はふわふわの綿毛っぽい花となる。何が良い方向に働いたのかわからないし、そういうお年頃(?)というだけかも知れないが、花を咲かせることに苦手意識がある私にとって、これはなかなかに嬉しい出来事である。ちなみに、写真の中に蕾が3つ写っている。わかりにくいけども。

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9月末に切り取ったオペルクリカリア・パキプスのパワータンクが芽吹いたのには心底驚いた。時期も時期だし、春頃動き出すかと思っていたら、なんとまあ。日当たり抜群で暖房器具を使わなくても20度以上あるわが家がお気に召されたか。出てきたからには、このまますくすくと育ってほしい。すくすくと。

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↑奥のは、センナ・メリディオナリス。エバーフレッシュと同じく、暗くなると葉を閉じる可愛いやつ。

 

迷いながらも剪定に踏み切った黒法師。しばらくただの棒だったが、思いのほか大渋滞している。大フィーバー。

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↑おまけ。切り落とした上の部分も揷し木した。こちらもうまく育ってくれたら嬉しい。