昨日は、中くらいの人がひどい日焼けをして帰ってきた。ここのところ雨続きで、あるんだかないんだか、ぼんやりしていたクラスマッチが決行されたらしい。日中、職場にいた私は、正直、それほどまでに晴れていたのかわからないが、中くらいの人の顔と首と腕は、痛々しいほどに真っ赤だ。とにかく冷やそうとアイスノンを探してみたけれど、冷凍庫には冷凍食品がびっしり。そうそう、使うことないよねー、と数ヶ月前に常温保存にしたのだった（←意味ない。使えない。だったら処分するべき）。とりあえず、赤くなったところに濡れタオルを巻き、首には小さい保冷剤を当てた。冷やしてから痛みが出るようになったなどと愚痴る中くらいの人を横目に、何か他にできることはないかと思いを巡らせたところ、あの謎クリームが頭に浮かんだ。
これこれ。大昔、慣れない料理で火傷をした私に雨井さんが買ってきてくれた軟膏。レトロな缶に入っていて、ドクター・ペッパーっぽい匂いがする。なんとも不思議だが、なんだかよく効くので、その後も何度か買い替えて常備している。最近は、ニキビにも効くことが実証されていた（by 中くらいの人）。缶の裏を見ると、「日やけ」の文字！さすが謎クリーム。風呂上がりの中くらいの人に塗りたくっておいた。今回の件で、我が家における謎クリームの地位はますます揺るぎないものとなったのだった。
そして、今日。
雨の降らない休日は、エバーフレッシュとトックリランと私は3人連れ立ってベランダに出る。室内で育てている植物は、たまに外に出すと元気になる。環境をあまり変えない方がいいとか諸説あるけれど、うちの子らに関しては、葉のハリとか輝きが違うように思う。ギラギラの夏がやってくるまでの、期間限定の過ごし方。
今朝もそんな風に過ごしていたところ、雨がぱらぱらと落ちてきた。ちょうど少しずつ気温が上がってきた時間帯で、これもこれで気持ちいいなあとのんびりしていたら、突如、本降りに。あわてて洗濯物やら植物やらを取り込んだ。例の日焼け騒動で、タオルの枚数が半端なく半端なかった。
植え替えをするなら今月中、とポッドキャストの人が言っていたので、鉢底から根っこが飛び出していたイノピナツム（コードネーム：スケキヨ）を植え替えた。
パキポディウム・グラキリスも植え替えるかどうか迷ったものの、現在の様子がすこぶる快調っぽいので、とりあえずこのままでいくことにした。
未だに沈黙を守っているのが、フィランサス・ミラビリス。もう起きないか、まだ起きないか、と日々発破をかけている。
動きがなさすぎて、E.T. か恐竜にしか見えなくなってきた。ここだけの話、時々、魔がさして、同種の子をお迎えしようかとか考えてしまうことがある。が、根っこだって生えているのだし、とぶんぶん頭を振って邪な考えを追い払っている。そんな最中・・・
あれ？もしやの出臍スタイル？そこは、やめて。そこから、にょきっ！は、やめて。上の方での芽吹きを諦めて、手近なところで済ますおつもりか。芽ではなく、根でありますようにと祈る日々が始まる。
