途方に暮れなずむ

途方に暮れていたり、いなかったり。

副反応覚書

2回目のワクチン接種のその後

昨日(8/20)

17時すぎ 2回目のワクチン接種

20時ごろ 腕が痛くなり始める

21時ごろ 就寝

 

今日(8/21)

7時ごろ     起床

                  腕に加えて膝などに関節痛

                  頭痛、倦怠感

12時ごろ 発熱 37.5℃

                  解熱鎮痛剤と冷却シート使用

18時ごろ 平熱に戻る

 

熱は、薬を飲んで、冷却シートをおでこに貼って、微睡んでいる間にすうっと下がった印象。普段になく喉が乾いたので、買っておいたスポーツ飲料をグビグビ飲んだ。関節痛は、1回目にはなかった症状。主に、膝や脚の付け根のあたり。何かの拍子に、両膝をそれぞれ側面からガンッ!と打ちつけられたような痛みを感じた。午後以降、横になっていたのと、解熱鎮痛剤の効果で幾分か楽になった。接種を受けた腕はまだ痛いまま。時折、痺れたような感覚も。

 

薬について。鎮痛剤で蕁麻疹が出ることがあるため、現在あちこちのドラッグストアで在庫切れになっている類いの薬剤ではなく、ケロリンを服用した。一見、古めかしくて、妙にかわいくて、本当に効くのー?という見た目だけど、よく効く。箱を開けたらうっすら漂うシナモンの香りもよろしい。ちなみに、ドラッグストアでは一番下の段とか端っことかに、ひっそり置かれている。

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ふたたび打たれる

2回目のワクチン接種。今回のワクチンに限らず、とにかく注射が苦手なので、おそらく、とても絶望的な顔をしていたのだろう。案内係と思しき、やる気の権化みたいなお姉さん(強いて言えば、アン・ミカ風)に、あなたの名前は素敵だとか、かっこいいだとか、やたら褒められまくって受付へと誘われる。それでもなお、絶望的な顔のまま任務を完了して、帰宅する。接種後3時間経ったあたりから、腕が痛みだす。1回目と同じ痛みなのか、思い出せない。だるくて、重い。そして、なんだか眠いので、抗わず寝ることにする。

明日、中くらいの人のお弁当作れるかな。

招かれざる客

夕暮れ時のベランダにて異変を察知する。何か見慣れぬ物が視界に入った気がして、おそるおそる確認する。

すると、ローズマリーの根本に、白いキノコ!今朝は生えてなかった!こんなもの絶対に生えてなかった!なのに、生まれたてとは思えないほど立派なキノコ。しかも3本も。恐ろしさにくらくらする。

キノコは決して嫌いではない。食用として売られているものは大好きだし、キノコ柄の便箋だって持っている。なのに、突如現れたキノコにはとてつもない不気味さを感じる。とりあえず、直接触れないように細心の注意を払って除去してみたが、明日の朝にはまたしれっと生えているような気がして仕方ない。来る、きっと来る。ここに生えていたことは絶対に誰にも話さないから、無かったことにしてくれませんか、と3回ぐらい念じてみる。

わからないということは、それはそれでこわいもの。ネットであれこれ調べてしまい、ますます恐怖を感じている。先程のものと似ているような、似ていないような、という無限ループに陥る。胞子が飛ぶ前にきれいに除去できたんだろうか。ローズマリーは大丈夫なんだろうか。その周りの植物は?と考え出すときりがない。

今夜、キノコの夢だけは見たくない。

一筋の光

職場のコロナ疑いの一件は、陰性ということで幕引き。チームの自宅待機は解除された。今回のことで、誰かがPCR検査を受けた時点で全員が出勤停止になるということがわかった。検査結果を待っていては遅い、ということなのだ。感染者がどんどん増えている今、今回と同じようなことは多分また起こるだろう。気を引き締めないといけない。

ちなみに、私の健康診断は10月に延期となった。間が悪かったとしか言いようがない。

ここ一週間ぐらい続いている悪天候に引き摺られるようにして、気持ちもすっかり暗くてじめじめしている。

 

ここでひとつ、明るい話題。

この度、新しい植物がうちにやって来た。天候不順やそれに伴う通行止め等々懸念材料がいろいろある中、思っていたよりうんと早く最寄りの営業所に到着した旨連絡が入った。営業所で一晩過ごさせるのもどうかと思い、久しぶりの運転にビビりながらもお迎えに行くことに。ヒリヒリするような緊張感漂うドライブ(ただし、片道5分もかからない道のり)の甲斐あって、無事ご対面。丁寧に丁寧に梱包された姿に、まさに生き物なのだとあらためて思い知らされる。長旅お疲れさま。

発根管理株ということで少々不安はあったが、塊根部はがっちり硬く、葉も元気に飛び出し、とても元気そう。梱包を解いた際の感触では、根もしっかり張ってきているのではないかと。「末永くかわいがってあげてください」のメッセージをしっかり胸に刻む。

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↑ずっと撫で撫でしていたい。

編む理由

編みたいものを編みたいときに編む、というスタイルで編み物を続けている。ちなみに、完全無欠の独学である。どういうわけか、毎年決まって立秋のころから編み始め、翌年の初夏あたりで編み針を置く。毎シーズン満喫して、もしかしたらこの先もう編み物をしなくなるかも知れないなどとちらりと思ったりもするが、3ヶ月ほど休んだらむずむずしだして、書店や自分の本棚の編み物本を物色するのだ。日常生活では「何が立秋だ。暑さ最高潮じゃないか!」などと愚痴ってばかりだけど、からだは意外と自然の営みを全うしている。

ただただ何かを編みたいという気持ちがきっかけになることもあるが、たいていの場合、何か心の中にもやもやを抱えているときに編み針を手にすることが多い。

今日もそんな一日だった。本当なら、今日は健康診断のはずだった。バリウムを飲んだら数日は調子が悪くなるので、気はすすまないけれど、さっさと済ませてしまいたいイベントのひとつだ。それが、昨夜になって、一旦キャンセルしなくてはならない事態となった。職場でコロナ疑いの者が出たのだ。発熱外来でPCR検査を受けたことから、その結果が出るまでは、チーム全員自宅待機せよ、とのこと。ショックが大きい。コロナのことも、健康診断のことも。

大雨続きで、夜中に幻聴が聞こえて眠れないのもあって、どうにも沈みがちだ。

ここ数ヶ月、編み物のことなんて一切考えていなかったのに、突然、編もうと思った。編まなきゃ!と。当然のことながら、毛糸の用意もないので、昨シーズンの残り糸で編めるものを探すところから。なんだっていいのだ、気のむくままに。お守りのような、精神安定剤のような、心の拠りどころなんだろうなあ、とぼんやり、ありがたく思いながら、今シーズンもひと目ひと目編みはじめる。

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雨、上がる

雨上がりの朝。ヘリコプターが飛来し、被害の有無を確認している。そして、家に閉じこもっていた一般市民も、川べりにてパトロールがてらの散歩に勤しむ。茶色く濁った川の水と、なぎ倒された水辺の植物が、昨日までの雨の激しさを語っている。

ベランダから望むだいたい180度の景色には、遠かれ近かれその全方向に山が見える。3年前には向こう岸の山が一部崩れて山肌が露わになったのだけど、今回は大丈夫そう。三日三晩続いたあの雨をよく堪えたと思う。

室内に退避させていた植物たちをベランダの定位置に戻す。久しぶりの日差しを少しでも浴びられるように。

 

私も窓を全開にして、先日のプレゼントのお礼の手紙をしたためる。選んでくれたプレゼントのこと、今回の大雨のこと。それ以外はいつも通りのたわいもない日々のことだ。書き連ねるほどに、ありふれた日常のありがたみがじわりじわりと身に沁みる。

 

ニュースで各地の被害を知る。知人の実家のあたりで土砂崩れが起こったようで、心配になる。年賀状でしか連絡をとっていないお相手なので、どうか無事で、と願うばかりだ。

 

夕食には、中くらいの人が私の大好物のラムチョップを焼いてくれた。獣臭が心配だと言っていた中くらいの人も、美味しいと言ってぱくぱく食べられるぐらいに、臭みもなく柔らかいお肉だった。ベランダ育ちのローズマリーもいい仕事をしてくれたみたい。

明日からまた頑張ろう。おう。

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ザワつく誕生日

お盆真っ只中、誕生日を迎える。

ちょうど私が生まれた時、父と祖父母は県北で墓参り中だった。田舎の、そのまた山の中にひっそりとある墓場なので、有線放送を使ってあたり一帯に私の誕生が伝えられ、それを受けて、慌てて市内に戻ったと聞いた。

例年は蝉時雨とギラギラの太陽の祝福にいささかうんざり気味な誕生日。一転、今年はまさかの大雨だ。それも、かなりひどい。一昨日から降り続いた雨で、土壌雨量指数が県内の多くの観測点で3年前の西日本豪雨の発災直前と同レベルの数値を記録。土砂崩落の危険性が極めて高い状態だ。高速道路、国道や県道も所々通行止めになっているので、今年の墓参りは中止した。どうか大きな災害が起こりませんように。

無理はしないで欲しいと伝えたけれども、私の誕生日に合わせて遠くからはるばるやって来てくれた雨井さん。先週に引き続き、明朝も交通情報を気にしながら、一段と早い時間に去っていくのだろう。

もう長く日差しを浴びていない気がする。

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↑高校時代の友人から届いたプレゼント。感謝。今まで何個のプレゼントを送りあったことか。ぼちぼちこわいので、数えない!