途方に暮れなずむ

途方に暮れていたり、いなかったり。

着火

実は、10日ほど前からオーガニックコットンで赤ちゃん用の胴着を編んでいる。

初夏ごろに第3子の出産を控えた同僚がいる。日に日に大きく膨らむお腹を間近で見ていて、ふと、そういえば家にオーガニックコットンの糸のストックがあったなぁと思い至って、なんとなく編み始めた。

しかし、針がなかなか進まない。ウェアはウェアでも、なんせ小さい。私の脳は、どうもこれを小物に分類してしまうようで、はっきり言ってしまうと、気分がのらないのだ。普段編むのは、大人のセーターやカーディガンといったいわゆる大物。それに比べれば、こんなちっちゃなもの、本気出したら数日で仕上げられるんだけどなぁ...と、のび太くんと化す始末。ドラえもんが助けてくれるはずもなく、このままでは本当に頓挫しかねないので、自ら尻に火をつけることにした。次に編むニット用の夏糸を注文したのだ。自分用のサマーニットを編みたければ、今、目の前にある胴着を仕上げなくてはならない。どうよ、私。

それが功を奏したか、今日は右前身ごろを編み終え、左側に取り掛かった。かたちになってくると、たしかに可愛らしくもある。このまま勢いに乗れますように。

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