途方に暮れなずむ

途方に暮れていたり、いなかったり。

暑さが収まると妄想は捗る

月が変わり、スマホの通信速度制限も無事解除された。ありがたや。我が家のWi-Fiは脆弱で、たまにネットが使えなくなる。慌ただしい夕方にレシピ検索ができなくて4Gに切り替え、うっかりそのまま動画でも観てしまったのだろうか。今後再びやらかすことのないよう慎重に生きていこうと思う。

 

新型コロナワクチンの接種を終えた。これで7回目。前回接種から期間があいたため、予約時にパスワードがわからなくなって焦った。

毎度、集団接種会場でビブスを着て誘導している人が気になって、ついつい観察してしまう。いつも同じ人なのかどうか定かではないが、どうやらリーダーっぽいのは妙に若作りな男性。年の頃なら50代半ば、黒のスキニーパンツ(とは言っても、ピチピチではない)に白のスニーカーを履いて、大股で移動しながら誘導していて、ビブスのせいか、何だかバスケットボールでもしているかのような動きなのだ。この人は一体どこから湧いてどこに去って行くのだろう。普段は何をしている人なのか。もしコロナ禍が存在しなかったら何をして暮らしていたのだろう。考え出すと止まらない。そんなこんなで、たいてい待ち時間はあっという間に過ぎてゆく。

今回は、そんな彼の知り合いが接種会場に現れて、話をしているところをたまたま目撃した。相手は、普通に仕事帰りっぽいクールビズおじさんだった。密かに様子を伺ってみたが、ヒントになるようなものは見出せなかった。ちなみに、今のところ、私の中で彼は劇団員(演者かどうかは不明)。子どもがいるんだとしたら、PTA会長やら少年スポーツの指導者も担っているかも知れない。そんな彼に再び会える機会をそれとなく待つこととする。

 

中くらいの人は、絶賛修学旅行中。最初は行きたくないなどと言っていたが、目前に迫ってからは何となく楽しそうな様子も見受けられて安心した。

にしても、近頃の高校生は皆キャリーケースを使うらしく、旅行前日に学校に荷物を持ち寄り、トラックに詰め込んで輸送するという大がかりな工程があった。しかも、自転車通学をしている生徒はキャリーケース持参での登校が困難なため、旅行前日は保護者が山の中腹あたりまで車で送迎するんだとか(本来、自家用車による送迎は禁止。この日に限っては例年暗黙の了解でやっていると推測)。中くらいの人はというと、「なんでそんなに大荷物になるんか意味不明」と旅行カバンを斜めがけして自転車で登校した(通学リュックは前カゴ)。ひょっとしたら、ほぼほぼペーパードライバーな私のことを思っての行動だったのかも知れない。

 

そんなわけで、ここ数日は楽しいような寂しいような時を過ごしている。

 

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↑私の定位置。