途方に暮れなずむ

途方に暮れていたり、いなかったり。

週末のこと

四国に住んでいた頃に仲良くしていた知人からメールが届いた。来月、用あってこちらに来るので時間が合えばちらりと会わないか、というお誘いだ。中くらいの人が幼稚園に通っていた頃に知り合ったのだから、もうそこそこの付き合いになる。それぞれ懲役を終えて(あの頃は、いろいろあってそんな具合の日々だった)地元に戻ってからは、年賀状だけで繋がっている。突如舞い込んだメールに驚きと戸惑いを覚え、日中何度も咀嚼して、夕方を迎えてから返信した。とりあえず、LINEを交換して(今になってようやくここ。当時、私はSNSをやっていなかったため)、いくつか言葉のやりとりをした。初っ端に出て来た相手の写真(帽子を被ってうつむいているので、顔は分からない)があまりにも若者っぽくて怖気づいた。久しぶりに再会して、ちゃんと盛り上がれるだろうか。大丈夫だろうか。少し、悶々とする。

 

週末、ついに雨井さんが眼鏡を購入した。2週間ほど前に発表されたあまりに危険な香りのする計画(3/13の日記参照)は破棄され、ちゃんと実店舗で試着して、店員さんと話して、めでたく購入に至り、ほっとした。もともと欲しがっていたものとは違うものの、納得の一本に出会えたようだ。少しだけ変わっていて、少しだけレトロで、雨井さんによく似合っていた。レンズの在庫を切らしているとかで、仕上がりは一週間後。雨井さん宅に直接送ってもらうことにした。次に会う時は、少しだけ変わっていて、少しだけレトロな雨井さんになっている。

 

買い物ついでに、24時間営業(!)の地元料理を出す居酒屋で食べて飲む。真っ昼間から大っぴらに飲めるのは本当にありがたいこと。生牡蠣に、コウネに、吟醸レモンサワーに、と調子に乗っていたら、普通に夜の飲みと同じぐらいの大散財となってしまった。遅ればせながらの雨井さんの誕生会であると心の中で唱えて、良しとする。

 

帰り際に、叢さんにて白樺キリンを購入した。ほんのりピンクに色づいたきれいな株2つのうち、どちらにするか悩みに悩んで、どうにか1つに決めた。可愛らしさに、すっかりめろめろ。

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