途方に暮れなずむ

途方に暮れていたり、いなかったり。

恒例のアレに見舞われる

お風呂場の物干し用突っ張り棒が崩壊した。何年かごとに繰り返し起こる悲劇だ。

毎度のことながら肝心のパイプは無傷で、伸縮する部分にはめられたプラスチックが割れてしまった。この、とても小さな破損なのに致命的、という状況が私に与えるダメージは、とてつもなくとてつもない。例えばこんなことが毎日起きたら、私は狂気の末に死んでしまうのではなかろうか。

今回も、中くらいの人も加わって接着剤だのテープだのを持ち出して修理を試みたが、初めから負け戦なのは分かりきっている。一見きれいに直ったように見えても、いざ調節ネジをまわした途端にパキッといってしまうのである。そこでまた私はダメージを受けるのだ。

なんか世の中、たいそうなものがたくさん生み出されてるっぽいけど、そんなものより私は壊れない突っ張り棒が欲しい。重量オーバーか何かで落ちるのは仕方ないとして、壊れるのは勘弁して。もしくは、逆に、壊れるならもう胸がスカッとするほど激しい壊れ方するとか。それなら諦めもつくから。とりあえず、ちょこっと壊れた突っ張り棒を粗大ゴミに出すことを考えて、今からちょっとブルーなのだ。

 

そんなこんなで、新たな突っ張り棒を買いに近くのモールに出掛けた。それだけでとんぼ返りするのは癪に障るので、全フロアを踏破してやった。カルディでワインを10%OFFで買えたのが本日の収穫。これにより、突っ張り棒ショックも薄らいだ。

 

帰り際に、花屋さんでリューカデンドロンとユーカリを買った。ちょうど、昨夜「世界は欲しいモノにあふれてる」を観て、部屋に花を飾りたくなっていたのだ。テレビに出て来たような立派なジャンピング・ブーケとは似ても似つかない控えめ具合ではあるけれど、我が家にはこれぐらいで十分。学生のバイトさん(たぶんね)が丁寧に水切れ対策をしてくれた。うちの中くらいの人も、いつかこんな風に社会に出て行くのか。今はまだ想像もつかないけど、たぶんそう遠くない未来の話だ。

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ユーカリをパチンパチンと鋏で切ったら、とてもいい香りがした。