途方に暮れなずむ

途方に暮れていたり、いなかったり。

雑記

気晴らし

曇天続きから久々の散歩日和。出発した頃には上着の前をはだけさせようと躍起になっていた寒風も、お昼近くになるとすっかり鳴りを潜めた。 毎年、何を贈ろうか悩むとーさんとかーさんの誕生日。今年は、ふたりまとめてひとつ、マッサージ機をプレゼントする…

ただいま

久しぶりにここに戻って来た。戻って来た、と言うのは、果たして正しいだろうか。気まぐれな私のこと、ふらっと立ち寄っただけかも知れない。 ついでに、なんとなく、自分の過去の日記を斜め読み。自分で書いておきながら、「えっ、そんなことあったっけ?」…

中くらいの人に怒られる

朝。起き抜けに、中くらいの人のお弁当を用意しようとして、やらかす。 冷凍庫を開けようとしたところ、何かが引っ掛かった手応えがあった。少々力を込めて引っ張り開けたら、何かがぽーんと飛び出した。冷凍庫の中を確認すると、そこには、袋の口が開いたチ…

勝手に殺さないで欲しい

泣いても笑っても連休最終日の日曜日は、味付けたまごを煮たり、絹さやをおかか和えにしたり、掃除機をかけたりしているうちに終わった。そうだ。朝イチには、例の騒動(昨日の日記参照)もあったし、午後からは中くらいの人の関係で外出もしたんだった。私…

甘酸っぱい

若者に「インスタやってないですか?」と訊かれる。軽く絶句ののち「やってるように見えます?」と訊き返したい気持ちを必死に堪える。「何歳に見えます?」と同じ系統の悪ノリな気がしたから。 昨日作ったさくらんぼジャムをヨーグルトにかけて食べたら、殊…

おひらき

あー、終わっちゃうなあ、連休が。何回目になるかわからないこの台詞をぼそっと呟きつつ過ごす、子どもの日。縮緬細工の兜を出さなくなって、久しい。 早朝、遠くへ旅立つ雨井さんを送り出す。今月中にもう一度会える予定ではあるけども、GW明けの感染状況に…

酒とか石とか

連休中盤。 胃腸の調子が戻り、晴れてとっておきのアサヒスーパードライ生ジョッキ缶を開ける。一時は生産が追いつかず、どこにも置いてなかったのが、いまやその辺のスーパーにも箱でドカンと売られるようになった。ただ、スーパードライなパッケージが仇と…

絶望と絶食

黄金週間に突入。今年は、うまいこと有休を活用すれば、最大で10日間の連休になる。コロナ禍の2年分の鬱憤を晴らすべく、多くの人が往来するのだろう。 コロナ前まで、我が家は年に一度、夏休みを利用して九州に旅するのが恒例だった。旅と言っても、毎年同…

バケモノ

コロナ禍以降、もともと淡白だった毎日がより一層薄味になり、もしかしたら感情も振れ幅が少なくなっていたのかも知れない。 というのも、先日、私は最近になく落ち込んだ。きっかけは、職場での出来事。自分のネガティブさについては、重々承知していたつも…

ナイフみたいに尖りませんし、ロケットも飛ばしません

朝、ベランダから手を振って中くらいの人を見送るのが、私の日課のひとつだ。 高校に進学してから、鞄や靴は自由、自転車を使えるようにもなって、出掛けていく姿はだいぶ大人に近づいた。 中くらいの人が通う高校は、比較的校則がゆるめらしい。それでも、…

族のこと

通勤には電車を使っている。 コロナ禍であろうとなかろうと、まあ満員だ。電車には、座席と並行に吊革が並んでいる。つまり、満員の時には、立ち乗り客は、座席に座っている人と向き合うかたちでずらっと並んで立つ。出来るだけ多くの人間が何かしらに掴まる…

安定のカオス

気づけば、ここのところ、日記が中くらいの人色を強めている。もともと育児書や子育て日記の類いには興味がないのに、このまま中くらいの人の成長記録みたいになったらどうしよう。個人的には、ちょっとした異常事態だ。こんなところに溢れてしまうほど、こ…

毎日おみやげ

中くらいの人も私も、新たな日々が既にスタートしたけれども、まだまだ軌道に乗り切ったとは言えない状態。今朝も今朝とて、中くらいの人は旅行にでも行けそうなほどぱんぱんの鞄を前に、出かけるぎりぎりまで持ち物に悩み、私は私で弁当箱と格闘したりして…

やはり、まだ中くらい

ようやく、ようやく、中くらいの人の高校生活がスタートした。長い春休みが終わって、本人は悲しみ、私はほっとしている。 昨日は、入学式に参列した。前回の入学説明会の時点では、それぞれ出身中学の制服を着ていた生徒らが、皆揃って同じ制服、同じ上靴で…

スタートを切る

新年度、初出勤。 とは言え、職場は感染拡大防止のスプリット体制の真っ只中。なんとなくすかすかで、寒々しい。 自席に着くと、何か違和感。足元が狭くなっていることに気づく。 たったの一年で他所のチームに異動になった上司が、異動のどさくさに紛れてサ…

いらんことはしなくていい、と言われたけれど

物事に区切りがつく時期。 中くらいの人が3年間通った塾に挨拶に行ってきた。中くらいの人が今よりもっと小さかった頃の習い事では、送り迎えの際に先生と顔を合わせることもできたが、今はなかなかそうもいかない。それだけ大きくなったということか。 塾の…

この春の出来事

中くらいの人は、4月から晴れて高校生になる。 混沌とした状況の最中、てんやわんやな感情を言葉にして吐き出す気になれず、ブログに書き記すこともなく時が経ってしまったが、進学先が決まったのは、今月半ばのこと。 「お前はもう死んでいる」と同じくらい…

雨降って地固まる

とーさんの病気にまつわるドタバタは、とりあえず落ち着いた。リンパや骨への転移は、100%ないとは言い切れないものの、今のところは心配しなくていいんじゃないでしょうか、という医師のお墨付きをいただいたとのこと。治療が始まり、例のコブもすっと姿を…

3回目

先日、新型コロナワクチン3回目の接種を終えた。 当初、自治体から届いた接種券には、2回目の接種から8ヶ月経ってから、予約のうえ接種を受けるように、との説明書きがあったので、一旦、我が家の神棚的なところ(ここには何だかんだと民芸品が飾ってある。…

覚める

ここから足が遠のいていた間のことを書こう。 とーさんが癌を患っていることが判明した。ここ数年、胃の調子が悪いとか、味がわからないとか言っては、町医者的な医療機関を受診していたとーさん。診察結果は、問題なしであった。ところが、3回目の新型コロ…

失せ物

大人になってからの怪我は痛いというが、同様に、物を紛失した時もダメージが大きい。 ストールを失くした。しかも、いつ失くしたのか、どこで失くしたのか、皆目見当がつかない状態である。ストールが無いショックに加えて、自分の意識というか記憶というか…

ステイホームでマラソンとか

寒い寒いと思う日が少なくなったような気がしている。今朝もうっすら雪が積もっていたし、寒いのは寒い。でも、カイロを貼ったり、首にとぐろを巻いた蛇のようにマフラーを巻きつけることもなくなった。温暖化のせいなのか、はたまた迫りつつある更年期のせ…

仕事始め

本日より、とうとう通常営業。出勤前にからだが反抗期を迎え、何度もトイレに行く。冷え対策も兼ね、ゆったりしていて、お腹や腰まわりも暖かい自作のカーディガンを着て出かけることにする。 職場では、私と同様に未だこころを自宅待機させている人たちに、…

ぼちぼち

年明けは、間違いなくコロナ再燃だとこころに黄色信号を点灯させてはいたけれど、想像していたよりうんと早いペースで新規感染者数が増えた。1月中旬ぐらいから増え始めるかと思っていたら、年明けとともに50オーバーとか。こないだまで0だったのは幻だった…

年末年始のこと

新しい年、最初に見た夢に出てきたのは、高校の時の同級生だった。今になって、なぜ。目が覚めた途端に肝心な夢の内容はすっかり忘れてしまったのだけれど、ふと、彼との間で合言葉のようなものがあったことに思い至った。たしか、映画のワンシーンに出てき…

チュウイングな人

自分がガムで風船を膨らます様子を見守るように、と中くらいの人から命じられた。 正直なところ、中くらいの人は少々アレだ。ここだけの話、不器用さんなのだ。つまり、任命された時点で間違いなく長丁場になることが約束されたのである。案の定、中くらいの…

瞼が閉まりたがっている

かーさんから、中くらいの人のクリスマスプレゼント用に送金する、との連絡が入る。中くらいの人が塾から帰宅したタイミングでお礼の電話をさせたところ、「ばーちゃん、まだお金送ってないってよ」とのこと。完全にフライングだった。たしかに、文面には「…

ここらでひとつ年忘れ

小さな小さな忘年会と銘打って、牡蠣を食べに出かけた。こんな機会はなかなかないので、「なんとなく牡蠣」ではなく、「これぞ牡蠣」を堪能するべく、初っ端から牡蠣の3種食べ比べを注文。それはそれは立派な牡蠣が氷の上に3つどっしり鎮座している姿は、宝…

プレゼント

アデニウム・アラビカムの花が咲いた。本来、花は4月から9月頃に咲く植物のはずだが、11月に落葉し始めてから蕾をつけ、無事開花に至った。とは言え、本人もさすがに焦っているのか、蕾から開花までの日数が夏場より短いようだった。実は、蕾はもうひとつあ…

続・整体ジプシー

自分のカーディガンを編みすすめることにふつふつとボルテージが上がってきた。ゆったりとしたカーディガンの右前身頃から、後ろ身頃、左前身頃までをぐるりと編むのは、なかなかのロングドライブだ。けれども、数段おきに柄が入っているので、前進している…